英語で人を誘う時に使うフレーズは「let’s」だけではありません。日常会話で誘ったり提案したりする際には、”Why don’t you…” “Why don’t we…” というフレーズの方が良く使われます。
しかし日本人がこのフレーズを初めて聞くと、「何故しないのか」と何だか非難されている様に感じるものです。実はこのフレーズは非常に親しい人に対して使うもので、非難どころか相手を思いやる気持も含まれているのです。但し2つとも使い方が違いますので、状況をよく理解しておきましょう。
“Why don’ you..” は「してはどう、した方が良いでしょう」という意味です。より親しみが込められて”Why not..” と言われることもあります。”Why don’t you sit down?” などは非常によく使われます。
これに対して「Why don’t we…」は相手に対して「しましょうよ」という勧誘の意味があります。こちらの方が「Let’s」に近く、”Why don’t we go out?” 等、実際に行動を起こす時に使われます。
何かやりたいことのアイデアがあった時には「I suggest..」「I propose..」がありますが、普段の会話では少々堅苦しい表現になります。「Why don’t~」の方が「let’s」よりも強引な感じがしない為に日本人にとっては使い易いフレーズと言えます。
但しどちらも友人に対して使うもので、オフィスで上司や先輩、顧客には言わない方が良いでしょう。