「center」も「middle」もどちらも真ん中ですが、簡単なイメージとしては「center」は丸いものの中心、「middle」は細長いものの中間地点、というニュアンスです。そのため、空間的広がりの真ん中を意味する時には通常「center」を使い、時間の流れ(帯状ととらえる)や、長細いものの中間は「middle」を使います。
- in the center of the park (公園の中心部)
- in the middle of August (八月の半ば)
「middle」の代わりに「center」を使うことはできませんが、「center」のかわりに「middle」を使うことはあります。
- in the middle of nowhere (どこかもわからないような場所の中心=何もないところ)
有名なフレーズですが、空間を表すにもかかわらず「middle」を使っています。これは「nowhere」の持つイメージが丸とも四角とも長細いとも言えず境界線すら存在しないふわふわした存在だからです。「中心部」というには曖昧すぎるため、この場合は例外的に「middle」を使って表現してあります。