英語でひとりの状態を表す代表的な表現alone、lonely、loneのニュアンスの違いについて、みてみましょう。
alone – 物理的に「ひとり」であるという状態を表現する言葉です。寂しいとか孤独だとか、そういった感情などを含めたくない場合に使うと良いでしょう。 最近増えてきた「一人暮らし」ならlive aloneでOKです。(本人が寂しいと思っているか、自由を満喫しているかは当人のみぞ知る、です。)
lonely – ひとりで寂しい状態を表現する言葉です。live lonelyと表現すると「ひとりぼっちで生活している」という、実に可哀相な雰囲気になります。
lone – aloneと同様に「ひとり」の状態を意味しますが、もっとずっと強い「ひとり」の意味になります。「たったひとり」なのにすごい、とか、本来ならもっといっぱいいるはずなのに「ひとり」で皆の分までやってのけた、とかヒーローのようなニュアンスになります。
傑作西部劇「ローンレンジャー」は、lone だからこそ「一匹狼」という有能なレンジャーにイメージがまとまるわけで、もし「ロンリーレンジャー」だったら「孤高のレンジャー」、社会に溶け込めないあぶれものレンジャーになってしまったでしょう。どちらが主人公としてより魅力的かは、意見のわかれるところですが…(ロンリーウルフな沢田研二さん、ごめんなさい。)