completeもperfectも「ミッションコンプリート!」や「パーフェクトな出来だ!」という具合にカタカナとして日本語に馴染んでいますが、本来の意味としてはどのような違いがあるのでしょうか。日本に輸入された言葉をそのまま使うと、しばしばおかしな英語を話してしまうことになります。これらの違いをしっかりと見てみましょう。
completeは形容詞として名詞を修飾したり[+with+(代)名詞]の形で用いられます。
- The complete works of Bible. (聖書全集)
- Kenji’s work is complete. (ケンジの仕事は完成している)
- A apartment complete with furniture. (家具完備のアパート)
perfectも同じく形容詞として名詞を修飾し、[+for+(代)名詞]や[+in+(代)名詞]の形で用いられます。
- A perfect circle. (完全な円)
- Kenji is the perfect man for the next batter. (ケンジは次の打者には打ってつけの人だ)
- Kenji is perfect in science. (ケンジは科学に精通している)
perfectは、completeに加えてさらに優れているという意味を含んだ言葉になります。冒頭で挙げた日本語文も、同じような意味合いで用いられていますね。