「忘れる」と聞いてまず思い浮かぶ単語は「forget」です。実際よく使います。
- I forgot his name. (彼の名前を忘れた)
- I forgot how to go. (どうやって行くか忘れた)
この2種類は正しい例文です。では、傘を忘れた時にもこの「forget」を使えるかというと、少しおかしなニュアンスになってしまいます。
- ×I forgot my umbrella.
このようには使えません。なぜなら日本語の「傘を忘れた」は言葉をきちんと補えば「傘を置き忘れた」となるからです。物の名前や物事を「忘れる」のと、何かモノをどこかに「置き忘れる」のでは意味が違います。
- I left my umbrella.
これが正しい表現です。通常この表現の後半には、どこに置き忘れたか場所を添えます。どこかに何か(モノ)を置き忘れたときに使うため、場所情報無しで使うことはあまりありません。
- I left my umbrella in the train. (電車に傘を忘れた)
このように使うのが一般的です。
「忘れる(forget)」と「置き忘れる(leave)」は実は別物です。