イギリスでネイティブが「Fuck」や「Shit」など下品な言葉を使った時、その直後に「Sorry for my French」と言うことがあります。直訳すると「ごめんね、私のフランス語」ですが、別にフランス語を話している訳ではありません。
ではどういった意味かと言うと「うっかり卑劣な言葉を言ってしまってごめんね」といったニュアンスで使います。
- A : Oh, Shit !!! (くっそ!!!)
- B : Hey, there are children over there. They may hear you. (おいおい、向こうに子供達がいるぞ。聞こえたかもしれないよ。)
- A : Oops, sorry for my French. (おっと、私のフランス語が。ごめんね。)
下品な言葉が出てくる時点でフォーマルな場面では使われない事は分かるかと思いますが、もう一つ重要な注意点があります。それはフランス人の前で使わない事です。誰だって自分の言語が卑劣な言葉の例えとして使われていていい気はしないと思います。
しかしイギリスとフランスは歴史的に長い間仲の悪い関係にあり、そういった要素も含まれて生まれたフレーズなのだと思います。スラングを言って重ね重ねフランス人の気を悪くしないように使う場面は慎重に選んでください。(むしろ始めから下品な言葉を使わないに越した事はないのですが)