英語では、疑問詞のあとにこれを強調する表現を置くことがあります。
A: What on earth are you talking about? I don’t understand.(いったい全体、何について話しているの? 理解できないわ)
B: I’m just telling the truth.(私はただ本当のことを言っているだけだよ)
「on earth」や「in the world」ぐらいは学校の教科書にも出てきますが、(一部の)ネイティブは使うけれど、教科書には絶対に出てこないのが「the hell」でしょう。
A: What the hell am I looking at here?(クソ、こいつはいったい何だ?)
B: This is the treasure we’ve been looking for.(ずっと探してきた宝だよ)
A: Treasure? It’s just junk!(宝? ただのゴミじゃねえか!)
「the hell」はけっこう使われますが、非ネイティブは使わないほうが無難です(きれいな言葉ではなし、信仰に熱心な人は嫌うので)。あくまで相手が使ったときに理解できるようにするだけにとどめておいたほうがいいでしょう。
「the hell」を言い換えたのが「the heck」です。
A: Who the heck are you?(おめぇはいったい誰だ?)
B: None of your business.(貴様の知ったことではない)
これも非ネイティブは自分で使うのはやめたほうがいいでしょう。