「I don’t have a choice.」は相手に責められて、言い訳するときに使われることがあります。文字通りの意味は「選択肢がない」ですが、「仕方がない」「どうしようもない」という感じで使われます。
- A: It’s not his fault. You know it!(彼のせいじゃない。知っているでしょ!)
- B: I don’t hava a choice.(仕方がない)
顧客のクレームに対応するために、その人に過失はないのだけど、お客を納得してもらうために謝罪に行ってもらう。そんな状況を思い浮かべてください。
仲間の表現に、「I don’t have any choice.」や「I have no choice.」などもあります。次の例ではIがweになっています。
- A: What if Risa doesn’t come in time?(リサが間に合わなかったらどうするの?)
- B: If that happens, we have to leave her.(その場合は置いていくしかないな)
- A: But we can’t.(そんな……)
- B: We have no choice.(どうしようもない)
空港で待ち合わせをしている場面です。飛行機の搭乗時刻に間に合わなかった友人は置いていくしかありません。そんな状況で使います。
言いわけのようなネガティブな表現は、学校の教科書英語ではなかなか見かけませんが、実際の会話では相手の追求から自分を守るために必要です。たとえ自分が言い訳をしないとしても、相手が言い訳をしたときにそれを理解するためにも押さえておくべき表現でしょう。