中学英語の文法導入は非常によく出来ています。教科書の順番で学ぶことで一つ一つステップアップしていくことができます。英文法は算数と同じで積み上げですから、ステップを飛ばすとわけがわからなくなりますから、きちんとマスターしながら進みます。
それと同時に、「わかっているはずなのに間違う」人に多い「演習量不足」を解消するため、同じような問題集を何冊か使います。演習量不足は、理解した「つもり」を招くので、文法参考書1冊につき、問題集は最低でも3冊は使います。当然わかっているはずの簡単な問題も省略せず全て解きます。この時、「書き留めず頭で思い浮かべながら、解答集と照らし合わせる」というようなような手を抜いた方法ではなく、面倒くさがらずにノートに書き留めます。或いは、会話を意識しているなら一つ一つ録音します。
過去形を理解してこそ、過去進行形の必要性がわかります。過去形と過去進行形をしっかり理解すれば、現在完了形がなぜ存在するかもわかります。ルールを理解するだけではなくその必要性を認識することが大切です。そうしなければ「どうしてここにこの文法?あれじゃだめなの?」と常に疑問が残ってしまいます。
そのため問題集を複数使い、多方向から何度も確認することで、想定外事項をしらみつぶしにする感覚でコツコツ学んでいきます。
エクセルなどを使うと、既に持っている問題集の問題の順番をランダムに組み替えたりして自分オリジナルの問題集の作成も可能になってきます。単元ごとにわかれている設問を並び替えるだけで新鮮な感覚で解ける新しい問題集を作ることもできます。
文法は繰り返しにより定着しますから、算数の百マス計算同様、繰り返し解くことが定着の鍵です。