ひたすら例文を覚えるのが効果的

英文法の参考書を一冊用意します。高校の教科書でもかまいません。あまり分厚くない物がいいです。その中で一番自分がわからない章(現在完了形とか未来形とか)に出てくる例文を片っ端から覚えていきます。例文として載っている文章は短いものが多いので、それほど大変ではないと思います。すべてというと数が多すぎると思ったら、わかっていないと思うところを重点的に覚えられるように自分で加減してください。

覚え方は非常に原始的ですが、音読・筆写です。声に出して三回読み、三回紙に書きます。それでも頭に入らなければ各5回にします。暗記してしまえるならそれでもいいのですが、完全でなくても構いません。英文として自然な文が頭の中に植え付けられれば、穴埋め式や間違いを正しい形に直す形式のテストなどはすらすら書けるようになります。要は正しい英文を少しでも多く頭の中に入れてしまうのです。

この音読・筆写は、同時通訳者として有名な國弘正雄という人が提唱していた方法です。英文法を理解するためだけでなく、英語の勉強としてはかなり効果があると思います。私自身はこの方法でTOEICの点数が120点アップしました。

また、英文法が苦手だが、どこが苦手なのかさえわからないというようなときは、ごく簡単な英語で書かれた小説(中学生向きにリライトされたようなテキスト)を同じように音読・筆写するのも効果があります。英語のリズムに慣れることでヒアリング力も高まります。

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