無料で外人が英会話を教えてくれる場所があります。それはモルモン教です。宗教と聞くと身構えてしまう日本人も多いと思いますが、ある程度慣れてくれば気にならなくなります。道で歩いていると話しかけてくるのはモルモン教の人たちくらいでしょう。モルモン教の宣教師は2人組で行動していてヘルメットをかぶり、自転車に乗っているのですぐにわかります。モルモン教の発祥地はアメリカのユタ州なので基本的に宣教師はアメリカ人が多いです。彼らは道端で突然日本人に話しかけるのでビックリしますが、週一回教会で英会話を無料で教えているので来ないかと誘われるだけです。どの地域のモルモン教の教会でもたいていこの無料の英会話教室を開いています。教会で英会話と聞くと、最初は警戒するかもしれませんが、普通の英会話教室とやることはあまり変わりません。
英語でネイテイブと簡単な話をするだけで終わりますし、宗教の勧誘もありません。また週末になると花火に行ったり、バーベキューを皆でやろうと宣教師の方から電話がかかってきますので、一緒に遊びに行けるような仲になれるのです。しかし月一回だけ、宣教師の説教を聞いてほしいと言われることがあります。この説教は、神を信じますかという質問から始まる勧誘を促すものになっていますが、しっかりと入信するつもりはないという意思を伝えればそれ以上は勧誘してきません。モルモン教でなくとも、キリスト教の日曜日の礼拝に参加すれば、英語を話す外国人と知り合う機会になります。広尾・六本木周辺のキリスト教の教会には特に外国人が多いです。キリスト教信者の良い点は非常に親切だということです。興味本位で教会の礼拝に参加したとしても、分け隔てなく話をしてくれますし、英会話が苦手だという相談をしたとしても親身になってアドバイスをしてくれます。また少し顔見知りになると感謝祭やクリスマスのホームパーティーに呼んでくれるようになります。宗教関係は近寄りたくないと食わず嫌いをせず、一度教会に行き隣に座っている外国人に話しかけてみてはいかがでしょうか。