これは産婦人科のドクターから紹介された育児準備本に掲載されていたものです。”bidding farewell to the breast” の直訳は「(奥さんの)胸に別れを告げる」です。”bidding farewell to?”という言葉は”arms”や”a friend”などが続くと、亡くなった戦士を送り出す時に敬礼している軍人やしばらく会えない友人との惜別を連想させます。
このフォーマルな表現に”the breast”という単語をくっつけたことで、女性としては「おいっ!」と一喝したくなるのがこの英語の面白さですし、男性であれば出産後、愛する”breast”を授乳期の赤ちゃんに奪われる悲しみ、我慢しなければならない辛さが表現にマッチしていて共感できるし、笑えるという感覚です。