英語で翻訳を目指し始めた私が選んだ3冊

20151006 英語で翻訳を目指し始めた私が選んだ3冊翻訳家を目指し始めた時に、入門書的なものを求めていました。翻訳の実情ってどんなものなんだろうと思ったこともありましたし、自分が医薬翻訳を希望していたので、そのエリアで必要な翻訳知識、常識を身に着けたいと思って探していた時に選んだのがこの3冊です。

【英語翻訳学習教材ランキング3位】薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門(サイエンス&テクノロジー)

  • 購入金額:35,000円
  • 総合評価:★★
  • 項目別評価
    ・内容は自分に合っていたか ★★★★
    ・解説はわかりやすかったか ★★★★
    ・学習は継続しやすかったか ★★
    ・サポートは充実していたか ★

随分前に、医薬翻訳の世界に入る時に買った教材です。医薬系の翻訳となると専門性も高くなりますし、文書に色々なルールがありますから、それを習得する目的で購入しました(2006年版)。今は改訂版で4部くらいに分かれているようですね。

表記の仕方、コンマなどの使い方、訳例の正しいバージョン、間違ったバージョンなどと、知っておきたい情報満載です。ただ、価格を見ての通りとんでもない金額です。私も新品で買ったのか全く覚えていないのですが(そうでないことを祈ります)、ちょっとぼったくりな気がしますね。

実際役に立ちましたし、のちに辞書代わりにも使えたので良かったのですが、この金額だけの価値はない気がします。

【英語翻訳学習教材ランキング2位】翻訳入門―翻訳家になるための考え方と実践 (Nova books)

  • 購入金額:1800円
  • 総合評価:★★★★
  • 項目別評価
    ・内容は自分に合っていたか ★★★★
    ・解説はわかりやすかったか 評価なし
    ・学習は継続しやすかったか ★★★★
    ・サポートは充実していたか ★★★

なかなか奥の深い翻訳入門書です。ただ単に原文と訳文を見せて、ここはこうなるというような解説ではなく、どうしてそこに到達したのかという方法論的な解説をしてくれます。これを取得していれば、ジャンルにかかわらず、翻訳、もしくは英語の言語というものに対する向き方が変わるような、そんな本でした。

あとのほうには、実際に翻訳の練習ができる部分もあります。それをこなしていくと、今の自分が翻訳にどのくらい向いているか、また自分に足りない部分はどんなところか、なんとなく見えてくるような気がしました。

【英語翻訳学習教材ランキング1位】トライアル現場主義!―売れる翻訳者へのショートカット(丸善株式会社)

  • 購入金額:1728円
  • 総合評価:★★★★
  • 項目別評価
    ・内容は自分に合っていたか ★★★★★
    ・解説はわかりやすかったか ★★★★
    ・学習は継続しやすかったか ★★★★
    ・サポートは充実していたか ★★★

翻訳者が会社に登録する際に、避けて通れないのがトライアル試験。このトライアルの採点を実際にしている方によって書かれた本です。トライアルに関するQ&Aは勉強になりますし、トライアル問題の実際の回答をいくつか紹介し、その評価を本書でしています。

日英翻訳をしたいというのであれば、いい翻訳文に触れるのが一番だと思いますので、この本から得られることは大きいと思います。なかなか評価の低い翻訳文と高い翻訳文の比較を見せてもらえる機会はないですからね。英語を使って実際に翻訳のお仕事をしたいという方は、一度読んで損はないと思います。

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