英会話で出だしに詰まるのは単語力や文法力がないから?

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英会話を実際にはじめてみると、思いのほか「自分の言いたいことが言えない」ことを経験しますよね。特に何から言い始めていいかわからないという「出だし」で詰まってしまうのが悩みの種ではないでしょうか。

出だしで詰まるのは単語力や文法力が原因ではない!

こういうときに多くの方は『単語力や文法力がないから、出だしで詰まってしまったんだろう』と思っているかもしれませんね。しかし、実は日本的な話し方を元に英語を話そうとしてしまっているから、出だしが出てこないのかもしれないのです。

ポイントは日本語と英語の主語の違いです。日本人は主語をあいまいにして、英語は主語をはっきりさせる、というのはどこかで聞いたことがあると思いますが、この主語の違いを、実際に英会話を実践しているときに意識したことはありますか?

あなたが英語的な主語に慣れているか、チェックしてみましょう。いまあなたは雨上がりを彼氏(もしくは彼女)と散歩しています。なんだか晴れ渡ってきたので、あなたは「虹が見えそう」と言いたいとします。これを英語で表現してみてください。

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どうでしょう? The rainbowから始めたはいいけれど、その後に何の動詞をもってきたらよいのか、わからなくなってしまった方は多いのではないでしょうか?これは、日本語では最初に「虹」に注目するのが自然だからなのですが、英語でも同じように始めてしまったので詰まってしまったという典型的なパターンなのです。

ネイティブが捉えている情景はカメラフレームのような全体図

それではネイティブはどのように情景を捉えているのでしょうか。実はネイティブが描く情景は「自分」と「彼氏」そして「虹」の3つが一つのカメラフレームにおさまっているようなものなのです。そして自然な主語は「自分」と「彼氏」、つまりWe なのです。

主語を We として、もう一度「虹が見えそう」を英語で表現してみましょう。We will be able to see the Rainbow. のような文がスムーズに出てきたのではないでしょうか?少なくともweに対応する動詞としてseeを持ってくるのは難しくなかったはずです。

このように英会話で出だしに詰まったとき、それはもしかすると日本語の視点で情景を見ているからかもしれません。そんなときはカメラフレームのような全体図を描くようにしてみてください。きっと主語と動詞が自然と見つかるはずですよ。

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