いまから5年前のことです。ちょうどそのときやっていた仕事が、このさき市場が先細っていくことが明らかだったので「このままじゃあ、どうせ近いうちに仕事がなくなってしまうんだろうから、いまのうちに何か手に職を身につけないとなぁ」と思って、何をしようかなと考えていたんです。
で、英語がそれなりに好きだったこと(特に洋楽を聞くことが好きでした)を思い出して、「英語関連の仕事に就けるように、いまから英会話の勉強をしよう!」と思い立ったわけです。
で、それから5年後。いまはTOEICも800点を越え、おかげさまで英語関連の仕事ができています。…が、その道のりは平坦ではありませんでした。特に英会話教材については当たり外れが大きかったので、他のみなさんが余計な出費をしないで済むように、私的な英会話教材ランキングベスト3をお伝えしようと思います。
【英会話教材ランキング3位】学校でやった勉強みたいだったけど、真面目に取り組んでそれなりに効果があったと思う「TOEIC(R)テスト 470点入門マラソン」
- 購入金額:31,185円(税込)会員価格(2011年)
- 総合評価:★★★
- 項目別評価
・内容は自分に合っているか ★★★
・解説はわかりやすいか ★★★
・学習は継続しやすいか ★★
・サポートは充実しているか ★★★★
・費用対効果は高いか ★★★
まず「手っ取り早くTOEICで高得点を取ろう」と思ったので、「TOEIC 英会話教材」で検索して、注文した英会話教材です。英辞郎(オンライン辞書)を使っていたので、アルクの名前はよく知ってはいたんですが、教材も出しているというのは実は知りませんでした。(むしろそっちが本業だったようで、びっくりした記憶があります)
で、内容ですが、そこらへんによくある英語の教科書・演習書といった趣きです。で、アルクの教材の良い点はテキストの質というよりも、マンスリーテストといった通信教育(採点)サービスがあることでしょうね。
ただ、勉強している間は良い本だなぁと思っていましたが、全部で4冊のうちの1冊を終えたタイミングで何となくやる気を失って、やめてしまいました。まあ、それなりに得るものもあったような気がするので星は3つとしました。
→いまは「TOEIC(R)テスト500点攻略プログラム」として販売しているみたいですね。
【英会話教材ランキング2位】スピーキングの練習に一役買ってくれた「ロゼッタ・ストーン英語(アメリカ)英語(アメリカ) レベル1、2、3、4&5 セット」
- 購入金額:28,800円(税込)(2011年)
- 総合評価:★★★
- 項目別評価
・内容は自分に合っているか ★★★
・解説はわかりやすいか ★★
・学習は継続しやすいか ★★★
・サポートは充実しているか ★★★★
・費用対効果は高いか ★★★
ビジネスに英会話のスキルは必須。そして英会話といえばスピーキング。ということで、瞬間英作文で話す練習をしたあと、ロゼッタ・ストーンを使ってスピーキング力の向上を試みようとしたわけです。
で、その内容ですが、ゲーム感覚でサクサク進めていけました。マウスで正解のパネルをクリックしたり、マイクで音声を入れたり、なるべく飽きさせない工夫をしていました。
でも、基本的に解説がないんですよね…。「習うよりも慣れろ」式の学習のため、単純な反復作業の域を越えないんです。しかも反復作業をやっていくうちにわかっていくであろうルールについても、ある程度文法を知っていたため、何を気づかせようとしているのかがわかってしまい、何となくしらけてしまうことも多々ありました。
またマイクでの音声入力は面白い一方で、どう工夫して話してみても正解と認識してくれないこともあり、なんだか機械相手に頑張っている自分がバカみたいに思えて、やる気を失ってしまったわけです。それなりに面白いところも多かったんですが、結局はレベル1の途中でやめてしまったので星は3つとしました。
→いまは「基礎コース TOTALe Basic/トターレ・ベーシック」として販売しているみたいです。
【英会話教材ランキング1位】解説動画の視聴という学習スタイルが自分には合っていた「BBT実践ビジネス英語講座 初級」
- 購入金額:231,000円(税込)(2012年)
- 総合評価:★★★★
- 項目別評価
・内容は自分に合っているか ★★★★
・解説はわかりやすいか ★★★★
・学習は継続しやすいか ★★★★
・サポートは充実しているか ★★★★
・費用対効果は高いか ★
BBT大学のオープン講座として設定されている「実践ビジネス英語講座」です。しかし、改めて金額を見てみると「よくこんな大金を投じたな~」と当時の自分がちょっと信じられない感じがします(笑)
さて、ビジネス英語と銘打っているだけあって、内容は自分が求めていた「ビジネスで使える英語」でした。また解説もいろんな経歴(GABAの創業者とか)の講師を呼んできて解説していて、自分と馬のあう講師の動画は何回も見返して、得るものも多かったように思います。
そうそう、動画視聴はスマホでやることができたので、お風呂に入っているときによく観ていました。これが一年間学習を継続できた理由だったように思います。
ただ一方で、やっぱりスピーキングの練習に動画は向いていないんですよね。フィリピンの講師とオンライン英会話ができる権利もついていましたが(というか修了証書をもらうには受験必須だったけれど…)、何となく敷居が高く感じられて利用しないままになってしまいました。もったいなかったけれど、なんだか見えないハードルを感じたのだから仕方がないんです。
そのあたりでもっと頑張っていればよかったなぁとは思ってますけど、総じて一年間英語の学習を続けられたということで総合評価は星4つとしました。
→BBT大学オープンカレッジ「実践ビジネス英語講座」