外国人と話すときに気まずい思いをしないためにはどうすれば?

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Q. この4月から新しい職場に異動して、アジア、アフリカ、ヨーロッパの企業との取引を行う部門に配属されました。英会話は正直あまり得意ではないので、なぜ?と今でも思うのですが、回ってきたチャンスは大事にしたいと思っています。

とはいえ、英語になると途端に思ったことがなかなか言えず 、消化不良で終わってしまっています。せっかくの機会なのでこれを機に上達させたいと思っているのですが、うまくいきません。

先日、北欧の取引先企業の担当者と顔合わせがあり、夜の立食の懇親会の席で隣り合わせになったので、普通に自己紹介をして、担当している仕事のことを何とか説明して握手したまではいいのですが、ここから先がいつも問題でして。

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お互いの自己紹介が終わると、当然、いくつか質問が飛んできて、それに何とか答えていくという形でコミュニケーションするものだと思うのですが、相手が「具体的にはどんな業務を担当しているの?」などと質問してくれても、それに片言で「市場調査です」などと返すのが精いっぱいで、その次が続かないのです。

プライベートの話題に切り替えようと思っても、切り替え方や、自分の家族の話、趣味の話など頭ではわかって いるのに英語でなかなか出てこないのです。それに、相手の話を聞いて興味を持っても、いい質問ができないというか、話を盛り上げるきっかけになるような質問ができず、固まってしまい、シーンとなってしまうことがほとんどなのです。

大切なクライアントとの会話を有意義なものとするために、つたない英語でも、どうやったらいいのでしょうか?(30代後半男性)

片言でもたくさんの引き出しを持つのがカギ。 上手下手は関係ない!

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A. この悩みの中に、 英語によるコミュニケーション上達のヒントが全て詰まっています。英語の上達ではなく、英語を使って お互いを理解しあうことが、 今よりももっと出来るようになる。 これこそ目指すところではないでしょうか。

英語を使う人口は、いまや英語ネイティブよりも、非ネイティブの方がはるかに多い時代です。お互いを理解しあう道具として、世界中では、実に色々な英語が飛び交っています。当然お国訛りが強い国もありますし、お世辞にも上手とは言えないのに、ちゃんと言う べきことを言い、相手に伝わっていて、話がまとまっていくという姿は珍しいことではないのです。国籍は違ってもお互い人間です。聞きたいこと、話したいことは、だいたい同じ人間として想像できるのではないでしょうか。

おススメしたいのは、「ネタ帳」(カンペ)づくりです。自分とはこういう人間、こういうことに関心がある、経験はこうだ、趣味はこれ、というようなネタを、メモ帳に書き込んでおくのです。英語で何て 表現するか、毎日ちょっとずつストックしていくと、1か月でもかなりの蓄積になります。表現は高度でなくてもOKで、簡単なボキャブラリーで十分です。言いたいことを伝えることが大事なのであり、テストで点数を取ることが目的ではないからです。

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ネタ帳を作っておくと、片言での会話も、ただの片言ではなくなります。たくさん片言を言えると、それが意味ある情報として繋がって、立派な会話になります。日本人だって、日本語を正確にきれいな文章で話をしているでしょうか?

ネタ帳の情報がたまってきたら、そのネタについて、相手はどう答えるんだろうって気になってくるはずですから、相手への質問をするときの表現もネタ帳に書き込んでおくのです。

慣れてきたら、 相手の回答に対して 自分 がどう反応するか、色々な英語表現で言えるように、これもネタ帳に書き込んでおけばいいのです。「Oh, it’s great!」「Awesome!」「That’s too bad.」といった短い表現をたくさん覚えておけば、そんなに沈黙することもなくなるでしょう。

これを言えたらいいのに、こういう切り返しができたら・・・ と反省するたびに、調べて カンペに書き込んでおく。それを実際の仕事相手との会話で使ってみる。これ以上の役得はありません!上達のチャンスだと思って取り組んでみてください。

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